2020年の清明節の状況と清明節の説明
新型コロナウイルスの感染拡大対策として導入されている、「4人を超える集会の禁止」の措置を受け、「清明節」のお墓への参拝者数は例年に比べ少なくなりました。線香や御供物を販売する店舗は、利益ベースで前年比50%となり、これはSARSの時よりも厳しい数字となっています。政府はネットやアプリを通じての参拝を推奨していますが、浸透しているとはいえません。
「清明節」は香港の祝日で、二十四節気の第5の節気です。先祖の墓参り(=掃墓)を行う日で、日本でいう「お盆」に当たる日です。香港のお墓参りでは、先祖の好きな食べ物やお酒に加え、専用の紙で作られた服、携帯、時計、カバン、車、電子用品、家具、生活用品、等々の御供物と共に供養をします。亡くなった方が天国で暮らしに困らないようにという思いからです。