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個人所得税申告書 (BIR60)

個人所得税申告書 (BIR60)

英語名:Tax Return - Individuals
繁体字名:個別人士報税表
書類名:BIR60

香港は個人所得税の源泉徴収の制度を採っていないため、収入を得ている人は毎年確定申告を行う必要があります。個人所得税は「Salaries Tax / 薪俸税」と呼ばれます。課税年度は4月1日から翌年3月31日までです。

税務局から各個人の住所へ個人所得税申告書(BIR60)が送られます。送られてきたBIR60へ対象年度の収入を記載し税務局へ提出します。その後税務局から発行される納税額の決定通知書に従って納税をします。なお、個人事業主もBIR60によって確定申告を行います。

BIR60には、賃金、ボーナス、寮の家賃、資格手当、その他の手当など全ての収入を記載する必要があります。ただし、雇用条例に基づいて支払われた非課税上限内の退職金や勤続手当と、陪審員手当については記載は不要です。

個人所得税は累進税率と固定の標準税率で計算され、計算結果がいずれか低い方の税額で課税されます。それぞれの税率が適用される課税所得は以下の通り計算されます。
1. 累進税率を使用する場合の課税所得
総収入ー「Deductions/扣除總額」ー「Allowances/免稅額總額」
2. 標準税率を使用する場合の課税所得
総収入ー「Deductions/扣除總額」

「Deductions/扣除總額」とは、ある目的のために実際に支払った金額を自ら申告することで得られる所得控除です。寄付、自己教育、MPF、家のローンの利子などが含まれます。上限や各種条件が設定されています。

「Allowances/免稅額總額」とは日本でいう基礎控除に加えて、個人の状況に応じて適用される所得控除です。婚姻、子供の有無、扶養、障害の状況によって控除額が決まります。