新型コロナウイルス関連の香港の状況(2020年3月10日)
本日新たに5件の感染者が確認されました。1人はカナダで感染が確認された家族の娘です。このカナダに住む家族は、香港の105、107、110、111、115番目の感染者と同じインドツアーへ参加していました。他の3人は2月27日から3月7日までのエジプトツアーに参加していました。エジプトツアーへの参加者の一人は政府の食物環境衛生署の職員です。香港の累計感染件数は121人(内1人は感染の疑いの段階)となっています。
香港政府は渡航の警戒を示すOTA(Outbound Travel Alert)を更新しました。3段回の真ん中である赤に、フランス・ドイツ・スペインの一部地域とイタリア全土、北海道を追加指定しました。また同時に、今週金曜日午前0時から、香港到着前2週間以内に同地域を訪れた人全員に14日間の隔離を義務付けると発表しました。現時点では、韓国とイランからの入境者に対して義務付けられておりますが、こちらは引き続き継続されます。
ダイアモンド・プリンセスの香港居民の乗客で、2月18日に陽性と診断されたあと、2度陰性が確認され3月7日に香港に戻った香港居民に、再び陽性の確認がされたことがわかりました。彼女は元々特殊な健康状態にあり、免疫力が高くなかったことから、衛生保護中心によると、「想定内であり、例外的なケース」であるとのことです。
マカオの学校の再開は4月20日以降の見込みです。
習近平国家主席は10日に初めて湖北省武漢市に入り、現地当局のコロナウイルス対策を視察しました。
台湾政府は武漢にいる台湾居民のために第2便チャーターフライトを手配します。