珠江デルタエリアの空気がきれいに
粵港澳珠江三角洲區域空氣監測網絡/Guangdong-Hong Kong-Macao Pearl River Delta Regional Air Quality Monitoring Networkが7月30日発表した、2019年の観測レポートによると、珠江デルタエリアの大気質がここ数年で改善されているとのことです。
2006年に比べて、同地域の汚染物質の年間平均濃度レベルは下がっていて、二酸化硫黄は84%ダウン、吸入性粒子は37%ダウン、二酸化窒素は37%ダウンしているということです。
2015年と比べると、一酸化炭素と微粒粒子の年間平均濃度レベルはそれぞれ4%と14%ダウンしました。
一方、オゾンの年間平均濃度レベルは2006年比で36%上昇しています。
香港と広東省は以前より大気汚染を減らしていく方針で一致していて、2030年までに目標を公式化するべく、2020年以降の汚染物質の放出量と濃度レベルの減少について研究しています。また、広東省、香港政府、マカオ政府は、同地域グレーターエリアベイの光化学オゾン汚染の特性評価と、地域内外への伝染について、3ヶ年の共同研究に着手する予定です。
2005年以降、同地域に23箇所の大気質モニターポイントを設置しており、6種類の主要汚染物質を計測しています。
参考:https://www.news.gov.hk/eng/2020/07/20200730/20200730_150826_591.html