ピンクイルカの死骸が発見される。。。
6月8日(月)、ラマ島海域で体長約1メートルの雌の子供のピンクイルカの死骸が発見されました。発見後、検死のため、Ocean Park Conservation Foundationへ移送されました。Ocean Park Conservation Foundationによると、目立った外傷はないとのことです。今年に入って23件目の座礁で、ピンクイルカについては4件目です。数日前には、屯門にて雄のピンクイルカの死骸が発見されました。Ocean Park Conservation Foundationによると体の左側に傷を負っていたとのことです。さらに死因を調べるために、移送されています。
世界自然保護基金香港のLaurence McCook氏は、「ピンクイルカは、生息地の消失、汚染、海上交通などの多くの脅威に晒されている。しかし痛ましいことは、こうした脅威はきちんと把握されていて防ぐことができるにも関わらず死亡の案件が発生していることだ」「こうした死が一般的になりすぎている、ここ15年で香港海域のピンクイルカの数は80%減少している」と言及しました。
保護団体やその協力者らは、市民や政府が種の保護を支援してくれるよう、パールリバーデルタ地域のピンクイルカのための緊急プランを設定しました。Hong Kong Dolphin Conservation SocietyのVincent Ho氏は、「香港海域での死骸確認数については重大な増加はみられない、最近の件は中国本土から漂流してきたものかもしれない。しかし、子供の数については減少していて、今後数が増えることは難しいことを示している」と言及しました。 現在、パールリバーデルタ地域には約2000頭のピンクイルカが生息していると考えられています。