香港法人設立・秘書役移転・記帳会計・オンライン会議通訳・日常業務翻訳

ブログ

ブログ

 

香港基本法の紹介 [第18条編]

香港には、「香港基本法」という憲法が存在します。日本の感覚からすると、いまいち理解しにくい中国本土と香港の関係ですが、そういった内容も香港基本法の中で定められています。今回は香港基本法の一部をご紹介致します。(英語版を元に翻訳しています。誤訳が生じる可能性があることをご了承下さい。)

[第十八条]

香港で有効な法律は当基本法、基本法第8条で言及されている以前より有効であった法律、また立法会で制定された法律である。中央の法律は、基本法のAnnex IIIにあるものを除き、香港では適用されない。Annex IIIに列挙されているものは、香港によって公布又は制定されることで、香港に於いて適用される。全人代常務委員会は、香港基本法委員会と香港政府に諮問した上でAnnex IIIのリストへの追加や削除を行うことができる。Annex IIIに掲げられる法律は、防衛と外交、その他基本法で特定される香港の自治以外の内容に限定される。全人代常務委員会が戦争状態の宣言を決定した場合、又は、香港で国家の統一や安全を脅かす香港政府のコントロールが効かない混乱が発生し、全人代常務委員会が香港は緊急事態であると決定した場合は、中央政府は関連法令の香港への適用を発令できる。

FUNG Fung